フリーランスは会社員とは働き方が全く異なり、企業というグループに所属せずさまざまな責任を自分で背負って仕事を行っています。会社員ならば自分で経費の管理をする必要がありませんが、フリーランスは経費処理も自分で行わなければならず、毎年確定申告をして自分の1年間の売上を管理しなければいけません。
またフリーランスと会社員では、給与面にも大きな違いがあります。会社員は会社から毎月決まった金額の給料を給料日に受け取ることができると確定していますが、フリーランスの月収は毎月一緒とは限りません。フリーランスは自分の仕事をこなした数だけしか報酬を得ることができず、報酬金額は受注した仕事によってそれぞれ異なります。そのためフリーランスが毎月決まった金額の収入を確保するためには、自分で1つひとつの仕事の報酬金額を計算し、毎月仕事量を調整して働かなければいけないのです。
そしてフリーランスと会社員の最大の違いと言えるのが、契約方法でしょう。会社員が会社で働く際には、正社員として雇用契約を結ぶことがほとんどですが、フリーランスの場合は取引先と業務委託契約を結んで働いています。
業務委託契約は正社員の雇用契約とは異なり、社会保険制度が利用できず、年次有給休暇を取得できません。また、労働基準法に基づいて残業代を会社に請求することができません。これらのフリーランスの働き方の特徴を理解し、自分にフリーランスと会社員どちらの働き方どちらが適しているのか考えてみましょう。